ちょっと言いたいだけなんだ

言いたいことって、けっこうありますよね。本音で書いちゃいます。

医者からだされた薬を飲み続けてはいけない!を鵜呑みにしてはいけないよ!

とある週刊誌に、薬を名指しし、医者から出された薬を飲み続けてはいけない!といった記事がでましたね。
結論:信じてはいけません!
なんの根拠もありません!
例えばクレストールをやり玉に挙げていますね。
総コレステロールが男性では257?までは下げなくていいとある。
総コレステロールは善玉のHDLも含むんです。医師は単に総コレステロール値を見ていません。
悪玉のLDLコレステロールを見て、薬を出しているんです。
それに、患者さんごとの元々もっている病気に合わせて、目標値を決めてコントロールしているんです。
その理由は、今までに何十年の研究のもと、病気ごとにどこまで下げるべきかが、決められ、学会のガイドラインにも設定されているんです。
ですから、勝手にやめてはいけません。やめるとるなる?
長い期間やめると、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞になりますし、一度、起こした人は、また、なりますよ。


それと、血圧の薬、ARB、それも特に問題はないんです。ただし、古い薬のACE阻害薬で咳がでなくて、問題なく飲める人は、そっちのほうが安くていいでしょう。
その程度の問題なのです。
ようは、しっかりと、その人にあった血圧に下げることが大事なのです。


飲み続けてはいけない?
それは、例えば歯科受診の後の抗生剤が7日もでている。。これは問題かな。
3日で十分。
ただ、今時、特に事情がない限り、7日も出す歯科医師はいませんよ。


他にもアリセプトやメマリー
これも、添付文書に載っている注意書きを理由に飲んではいけないと書いている。
これもおかしい。そういった副作用がでた場合は、医師が中止しますよ。
それがでない限りは、飲み続けることで進行を遅らせるのです。


また、コレステロールを下げすぎると癌になる!と言われた時期もありますが、それも
ウソです。
癌の人がコレステロールが低いんです。


こういった記事がときどきでますね。
誰が書くの?
また、こういった記事を載せると売れるものだから、載せるのでしょうが、迷惑な話ですし、医療に混乱をきたすのでやめてほしいです。